弟や妹が生まれると、上の子に起こりがちな『赤ちゃん返り』。
上の子がいきなり聞き分けがなくなり、困っている人も多いんじゃないでしょうか?
そんな方のために、私が実践して良かったと思う上の子への対応方法をご紹介します。
・上の子の赤ちゃん返りに困っている
・上の子ファーストのやり方を知りたい
・上の子へのフォローの仕方を知りたい
赤ちゃん返りとは?
赤ちゃん返りとは、自分のことを自分で出来るようになってくる2~3歳くらいの子が、今まで1人で出来ていたことを赤ちゃんのようにやらなくなることを表します。例えば、
- ご飯を「食べさせて」とねだるようになる
- 歩けるのに抱っこをねだるようになる
- 後追いをするようになる
- 「〇〇が欲しい」など駄々をこねるようになる
赤ちゃん返りはお母さんが妊娠したり、赤ちゃんが産まれた時に「赤ちゃんにお母さんをとられるかもしれない」という不安から現れ、自分の要望を聞いてもらえないと癇癪から暴力に繋がる可能性も…。
上の子に赤ちゃん返りが見られたら、何かしらフォローをしてあげるといいと思います。
おすすめの上の子ファースト3選
赤ちゃん返りからの癇癪をなるべく最小限に抑えるために、私が実践した上の子ファーストの方法をご紹介します。
上の子と過ごす時間を作る
私自身、親に素直に甘えられないタイプだったため、次男が寝た隙になるべく長男を構うようにしていました。
思い切り遊び相手になるわけではありませんが
ママのところにおいで~
と呼んで
- 膝の上に座らせてバックハグ
- 頭を撫でる
- ギュッと抱きしめる
- 「可愛い」「大好き」と言葉で伝える
など簡単なスキンシップを一人っ子の時以上にとるようにしました。
次男を抱っこしていると近寄ってこない長男でしたが、呼ぶとニコニコ嬉しそうに寄ってくる。
長男はどちらかというとパパっ子でしたが、そんな姿を見ると
幼いなりにやっぱり我慢しているんだなぁ…。
と切なくなり、更に長男が愛しくなりました。
また周りに赤ちゃんを預けられる環境があるのであれば、上の子と2人で出かけるのも良いと思います。
授乳の関係で短時間ですが、たまに2人で出かけることもありました。
預け先がない場合も、家庭内でスキンシップをとるだけでも普段赤ちゃんを見ているお母さんが自分を見てくれるだけで上の子は十分満たされると思います♪
上の子の欲求を満たす
1歳半~3歳の子どもの育児で何が大変かといえばイヤイヤ期!
2歳差だと上の子のイヤイヤ期が赤ちゃんの育児とドンピシャにかぶります。
手のかかる赤ちゃんがいる中で、毎日癇癪を起こされてはこちらの気が狂いそうなので
躾なんて聞き分けできるようになってから兄弟まとめてすればいいや。
と割り切って、とにかく上の子の欲求を満たすことに徹底しました。
真冬の寒い日も長男が
お散歩行くの!!!
と行ったら、次男も連れて散歩に。
ご飯となれば食器をひっくり返さないよう、長男につきっきり。
寝かしつけは、長男がすぐ寝るタイプなこともあり、次男よりも先に長男の寝かしつけをしていました。
なるべく欲求を満たすようにしていたからか、長男は激しい癇癪はなかったように思います。
長男の要望を何でも聞いていたので『このまま我がままな子になったらどうしよう…』という不安もありましたが、3歳を過ぎたら次第に聞きわけが出来るようになりました。
ただ赤ちゃん期に後回しにしすぎたからかは分かりませんが、次男は自我が芽生えると今まで放置された分を取り返すかのように超絶ママっ子の自己主張の激しい子になりました。
月3日は長男を一時保育に預けて、次男と一緒に過ごす時間を作っていたけど、赤ちゃんの時にしっかり向き合って愛情を与えるのって大事なんだなって思い知らされた…。
一緒に赤ちゃんを可愛がる
赤ちゃん返りを防ぐためによく上の子に赤ちゃんのお世話を手伝ってもらうといいと聞きます。
ただ2歳の子が出来ることは新しいオムツをとってもらうことくらいで…💦
更に初めて見る赤ちゃんが怖いのか、あまり興味を示さない長男。
どうやったら次男を受け入れられるか考えた結果、一緒に赤ちゃんを可愛がることにしました。
私もよく知らない人と接すること苦手なので、長男が警戒する気持ちは何となく分かる…。
赤ちゃんに触ることから始める
最初は手やほっぺをツンツンと触らせることから始めました。
そして触ることが出来たら
赤ちゃん触れたね!小さくて可愛いね♡長男も可愛いけどね♡
と褒める!すると
えへへ
と照れ笑いして嬉しそうにしていました。
一緒に赤ちゃんを抱っこする
触ることに慣れてきたら一緒に次男を抱っこしてみました。
最初は上に乗せているだけでしたが、半年も経つと自ら抱っこするようになりました。
2歳が赤ちゃんを可愛がってる姿は尊すぎて癒される♡
赤ちゃんも長男が好きだと伝える
生後2ヶ月が過ぎ次男が長男を見て笑うようになると、
長男のこと見て笑ったよ!次男くんも長男くんのこと大好きみたい♡
と赤ちゃんも長男のことが大好きということを伝えていました。
子どもは素直な分、自分に好意がある人には敵意は向けないようで…。
数ヶ月後には心を許したのか次男に自分のおもちゃを渡すように♪
1年後には保育園で次男の寄ってくるお友達がいると
僕の次男くんなのに~!
とヤキモチを妬くほどの弟大好きなお兄ちゃんが出来上がりました。笑
現在は喧嘩もするけど、弟のことを気にかけてくれる優しいお兄ちゃん。次男はそんな長男のことが大好きです♡
まとめ
赤ちゃん返りを抑えるには、上の子に
- 「自分も愛されている存在」だということを伝える
- 「赤ちゃんは自分の敵ではない」と思わせる
ことが大切なのかなと思います。
産後はホルモンバランスが乱れ、ガルガル期にもなるので
幼い子に赤ちゃんを触らせるのは怖い。近寄ってほしくない。
と思う気持ちも分かります。
しかし自分だけ仲間外れにされたら大人でも悲しいし寂しいと思うので、短時間でも上の子にかまってあげる時間を作ってあげて欲しいです。
また、触れ方を教えてあげて一緒に可愛がることが出来れば「ママをとられた!」と感じず、下の子への敵対心も治まりやすいのかなと思います。
聞き分けが出来るようになってくると、上の子をついつい我慢させがちですが、思春期までは子どもは親に甘えたい気持ちがあるもの。
基本は赤ちゃんファーストでも時々は上の子ファーストでもいいのかなと思います。
年長の長男は今でも「ママの横がいい」「ママ抱っこして」という時があります。いつまで甘えん坊でいてくれるかな~と少し楽しみです♪