8月と10月に急性扁桃炎を発症し、CRP(炎症値)が高く、入院治療となった次男。
幼児の扁桃炎の入院治療の体験談は調べても少なく、入院中とても不安でした。
私も小さい時はよく扁桃炎になりましたが、入院することなんてなかったので、「扁桃炎で入院することってあるの…?」と不安に。
そんな方のために情報の一つとして、次男の扁桃炎で入院治療した体験談を書くことにしました。
2024年8月:5日間高熱が下がらない。
お盆前に咳・鼻水など風邪症状が一切なく、いきなり高熱を出した次男。
発熱した翌日に小児科を受診し、インフルエンザとコロナの抗原検査をするも陰性。
解熱剤を処方してもらい3日程様子見しましたが、5日経っても39~40℃の高熱が下がらず、再受診。
お盆前だし1回詳しい検査をしてもらったほうがいいと思います。
ということで総合病院を紹介してもらい受診することになりました。
血液検査の結果、即入院決定。
最初にアデノウイルスと溶連菌の検査をしましたが、陰性。
そして血液検査をした結果、CRPという炎症を表す数値が異常に高く
これだけ数値が高いと入院して治療する必要があります。
まずはどこで炎症を起こしているのか原因を探りましょう。
とのことで、原因を探るためCT撮影をして原因を探ることに。
右の扁桃腺が腫れていることが判明
最初は腎炎疑いでしたが体幹部には異常は見られず、
念のためにと撮ってくれた喉で右の扁桃腺が腫れていることが分かりました。
その後、病室に来た主治医の先生が次男の喉をじっくり観察し
よく見ないと分からないですが白い膿がついてますね…。
他に異常はられないので恐らく高熱と炎症値が高い原因は扁桃炎だと思います。
とのことで、点滴で抗生剤を投与して症状が改善するか様子を見ながら治療をすることになりました。
次男は生後11ヶ月の時も扁桃炎で入院経験があるので正直「また扁桃炎か…💦」といった感じでした。
入院生活の様子
入院期間は7日間で初日と2日目は抗生剤の他に栄養剤の投与がありました。
3日目には解熱し、食事もとれているので栄養剤はなくなりベット上安静も解除され、病棟内には出れるように。
しかし安静が解除されても病室に籠りっきりだった次男。
YoutubeとAmazonKids+のアプリと100均のおもちゃにお世話になりながらも何とか乗り越えました。
1日中癇癪を起こしているような日もありましたが、5日目にようやく笑顔を見せてくれるようになりました。
1週間の入院費
小児科の入院は親の付き添い入院必須で個室となるため1日8千円弱の差額ベッド代が発生。
またお昼寝中でも子どもを病室に置いて離れることが怖く、売店に行く余裕がなかったのでお昼のみ付添食を頼みました。
朝食はいつも食べないので必要なくて、夕食は面会ついでに旦那や義母に買ってきてもらっていたよ。
差額ベッド代と付添食代は保険適用外のため、医療助成の対象外。
1週間の入院で約7万円の自己負担額を支払うことになりました。
次男は医療保険に加入していて、実質1万ほどの負担で済んだのでよかった…。
2024年10月:再び急性扁桃炎を発症
10月中旬に再び鼻水や咳はないのに、いきなり発熱した次男。
最初の2日間は38℃代だったので「すぐ下がりそうだな」と思ったのですが、3日目に39~40℃の高熱に。
これはまた扁桃炎で入院かもしれないなぁ…。
と半ば諦めモードで翌日にかかりつけの小児科を受診し、血液検査の結果再び総合病院へ行くことに…。
最初は抗生剤の内服で様子見
総合病院を受診すると、その日の担当が8月にも担当してくれた先生で
またなっちゃったか~…。
とすぐに扁桃腺を確認して、再度血液検査。
やっぱり白い膿がついてて、前回より少し低いけど炎症値は高いね…。
前回抗生剤がよく効いてたから、1回内服薬で様子を見てみようか。
3日後も発熱続くようならまた来て下さい。
扁桃炎を起こす度に入院となるといろいろ負担が大きいので、
お願いだから内服薬効いてくれ~!
と願いを込めてまずは自宅療養で様子を見ることになりました。
内服薬が効かず、入院して点滴治療へ
抗生剤の内服薬を服用し始め、翌日一回解熱するも、2日後に再び発熱。
3日目は37.6℃と微熱で微妙な感じでしたが、
また上がってくるかもしれないしなぁ…。
と念のために総合病院を受診した時にはやはり38℃まで上昇。
内服薬、効かなかったかぁ…。
本当に申し訳ないけど入院して点滴治療しましょう。
親と担当医の先生の期待は儚く散り、今回も入院して点滴治療をすることになりました。
次男はペニシリン系の抗生剤にアレルギーがあるから
使える抗生剤も限られてくるんだよね…。
入院中は前回同様、基本Youtubeを見たり、AmazonKids+で遊んだりして過ごしていましたが、
少し慣れたのか3日目には病室から出てくれるようになったので、前回よりは入院生活が楽に感じました。
現状から扁桃腺摘出手術を勧めてもらう
前回の急性扁桃炎から2ヶ月後という短期間での発症で内服薬が効かないということもあり
発症する度に入院となると色々負担が大きいから、扁桃腺をとったほうがいいと思います。摘出手術はこの病院では出来ないので違う病院への紹介になるのですが、お母さんどうですか?
と扁桃腺摘出手術を勧めてもらいました。
次男が毎日「おうちに帰りたい」と泣いていたこともあり私自身も
この先何回も入退院を繰り返すようなら、今の仕事を続けるのは厳しいよなぁ…。
と退職することも視野に入れ始めていたので、
何回も入院となると次男も辛いだろうし、扁桃線をとることで高熱が続くことが減るならとりたいです。
と旦那とも相談し、扁桃腺摘出手術を受けたいという意志をお伝えしました。
分かりました。溶連菌感染症など3月から何回か繰り返しているようなので、それも踏まえて紹介状を書きますね。
ということで紹介状を書いて頂き、退院後に扁桃腺摘出手術に向けて別の病院を受診することになりました。
4日間の入院費
今回は前回ほど炎症値が高くなかったこともあり、4日目の血液検査では正常の範囲内に戻っていたので
早めに退院することができたので、入院費も約4万円の自己負担で済みました。
それでも8月と合わせると合計11万の入院費…。
つくづく医療保険に入っていてよかったと思いました。
後日、扁桃腺摘出手術の実績のある病院を受診
後日、紹介先の病院を受診し、診察をうけたところ
3月から4回繰り返しているので、習慣性扁桃炎ですね。
入院も2回していますし、親御さんも希望されているとのことなので扁桃腺摘出手術を行いましょうか。
お子さんも4歳で免疫力がついてくる年齢になっているので、扁桃腺をとることのリスクは少ないですよ。
と話しがトントン拍子で進み、扁桃腺摘出手術の適応となる『習慣性扁桃炎』の診断がおり、
後日、扁桃腺摘出手術を受けることになりました。
まとめ
次男は喉の痛みはなかったようなので、高熱の原因が扁桃炎だったのは予想外でした。
毎回発熱すると長引くので『何か深刻な病気が隠れているんじゃないか…』と不安ではあったので、
今回発熱が長引きやすい原因が分かったので良かったです。
次男には今度は手術とそれに伴う入院生活をまた頑張ってもらわないといけないですが
何回も入退院を繰り返す方が可哀相だし、これがベストなんだよね。
と自分を納得させて、扁桃腺摘出手術に挑みたいと思います。